副作用と対策

当院医師の経験や他院調査により、免疫療法の副作用として発熱が報告されています。
しかし、発熱は短時間の場合が多く、その他の重大な副作用は認められていません。
免疫チェックポイント阻害剤は免疫細胞・自己免疫応答が過剰に活性化されてしまう可能性があります。
その結果、従来の抗がん剤とは全く異なる副作用が現れる可能性があるということを十分にご説明させて頂き、同意を得たのちに治療開始する必要があります。
代表的な副作用として、下記が挙げられます。

<抗PD-1抗体による治療>
下痢、大腸炎、肝炎、間質性肺疾患、腎障害、脳炎、重症筋無力症、神経障害、副腎障害、重度の皮膚疾障害、1型糖尿病、甲状腺機能障害、急性輸液反応(投与後24時間以内)など。

<抗CTLA-4抗体による治療>
重度の下痢、大腸炎、消化管穿孔、肝障害、重度の皮膚障害、下垂体炎、下垂体機能低下症、甲状腺機能低下症、副腎機能不全、末梢神経障害、腎不全、間質性肺疾患、急性輸液反応(投与後24時間以内)など。

間質性肺炎、甲状腺機能低下、その他全身状態を事前に採血検査させて頂き、医師の判断で免疫チェックポイント阻害剤投与を見合わせることがあります。

間質性肺炎
非常に稀ですが、重大な副作用として間質性肺炎があります。
当院は、呼吸器内科専門医による肺炎チェック外来にて重大な副作用を見落とさないように心がけています。
また万一起きた場合にも、連携した総合病院にてフォローできる体制を整えています。

潰瘍性大腸炎
大腸炎が起きた場合には、ステロイド投与等によって炎症を抑えます。

連携医療機関
当院では、治療効果は同じで、合併症が少ない投与量で治療を行っております。
その為、合併症の頻度も報告されているよりも少なく提供できています。

しかし、万一重篤な合併症が起きた場合には、連携した総合病院にてフォローできるよう、バックアップ体制は万全にしています。

・高島平中央総合病院
・三井記念病院
・慶応義塾大学病院